森林整備モデル
森林整備モデル
森林整備モデル
緑化創造舎が提案する森林作業道
◆森林作業道について◆
弊社では「表土ブロック積み工法」を採用しています。
従来の森林作業道では、山手側の土を切り取り(切り土)、そのまま谷側に盛り(盛り土)路盤をバケットの背で叩くやり方で長らく施工していました。しかし、このやり方はコストや効率が良い反面壊れやすく、「道を開けることで山を崩す原因を作ることになるのではないか」という不信感を山主の皆様に印象付けてきました。
弊社では、森林整備の重要な基盤整備を森林作業道と位置づけ、諏訪エリアでいち早く「表土ブロック積み工作」という技法を取り入れて参りました。「表土ブロック積み工法」は、豪雨災害なども頻発する昨今の日本において国や県でも推奨されている技術です。
森林作業道開設オペレーターの有資格者を社内に持ち、諏訪・伊那地区の林業協議会の視察受け入れや、技術指導員としての実績もございます。森林情報の解析、山の踏査、事前のルート設定、表土ブロック積み工法による確実な作業道作りなど、長い目での森林管理を確かな技術のもとにご提案いたします。
◆表土ブロック積み工法について◆
「表土ブロック積み工法」では以下のような利点があります。
・表土をバケットで丁寧に積み上げてゆくため、早期緑化により法面(のりめん)が崩れにくい。
・法面が緑化されるため、直接雨が当たることがなく崩れにくい。
・土地の移動に従来の数倍手間をかけ前後左右に土をならすことにより、土圧が均一となり路盤の強度が高まる。
・表土の積み上げに即して全体の路面高が上がるため、切土の高さを抑えられる。
[従来型の作業道]
切り土を盛っただけのため、亀裂が入ったり、切土が崩れやすくなります。
[作業道開設前の写真(施業前)]
事前にルートを設定し、印をつけていきます。
[弊社施工による作業道]
弊社が行う表土ブロック積み工法では、
土圧が均等になるため、左のように路盤に亀裂が入ったり、崩れることはありません。
[表土ブロック積みで作業道の写真(施業後)]
道幅は約3mから3.5mが標準サイズとなります。作業道の標準勾配は3度程度。最大10度以下です。
◆表土ブロック積み工法の実施箇所紹介◆
●事例①(茅野市)
夏以降に施工したため、方面はまだ緑化していません。
表土を積んだ方面から緑化しています。法面緑化により、限りなく地山の状態に戻ります。このことにより、作業道の崩壊を防ぎます。
●事例②(諏訪市)
広葉樹の切り株を利用し、法面を固めています。法面を保つため、笹もバケットでひと掬いごと丁寧に積み上げていきます。また、谷側にわずかな傾きをつけ雨水を逃す工夫をしています。
道の線形に起伏をつけることで、雨水を逃す工夫をしています。
上記の事前準備を踏まえたうえで、作業道を開設していきます。事前のルートを確認、施工終了後の現地立会いなど、きめ細かく対応いたします。